厄落しのお礼参りに今年も斎場御嶽へ
1年前に三庫裏のお参り帰りに御門口で転んで厄落とし(?)が出来たので、斎場御嶽に御礼のご挨拶に行って来ました。
斎場御嶽
駐車場に車を停めて、券売所で入場券を購入した後に緑の館・セーファにから入ります。
5分位の簡単な説明のDVDを見ます。
このお願いの意味が三庫理でわかりました。
斎場御嶽と読み方を知らなかった当時、斎場=火葬、お墓かと思っていたのは私だけかしら。。。
琉球王国時代に使われていた参道
琉球王国時代の頃に国王による聖地巡礼の東御参りの際に使われていた斎場御嶽の参道。
石畳に段差があったり歩きにくいのは、小動物等が聖地である御嶽に行けないためらしいです。
久高島遥拝所
琉球王国時代からここから久高島にご挨拶をした、久高島遥拝所。
御門口(うじょうぐち)
昔、一般の人はここから御嶽に向かって拝んだ御門口。
昔は王府関係者しかここから奥に行くことができなかった道を進みます。
大庫理(うふぐーい)
御門口を進んで左手にあるのが大庫理。
大庫理は首里城正殿の二階と同じ名前です。
神女たちが手前のせん敷の広間(写真に映っていません。。。)琉球王の祝福と琉球王国の繁栄を祈りの場(ウナー)があります。
太陽のスポットライトが当たると神秘的です。
大庫理を奥へ進むとT字路になっているので、
さらに、まっすぐ進みます。
小さな案内板がありました。
戦争遺恨として艦砲穴を御嶽の中に残しています。
木のアーチをくぐり抜けるてその奥の突き当たりに。。。
寄満(ユインチ)
寄満の直訳は、国王の食事を作るところですが、多く国内外から海幸・山幸が集まる場所。「豊穣の寄り満つる所」と理解されました。
ここの場所で、第二次世界大戦前までその年の吉兆を占う馬の形をした石(うまぐわーいし)が置かれていました。
この木、気になる。
アマダユルアシカヌビーとシキヨダユルアマガヌビー
鍾乳石から滴り落ちる水を受け止めるため二つの壺が置かれています。
シキヨダユルアマガヌビー(奥側)とアマダユルアシカヌビー(参道側)
壺の中の聖なる水は、斎場御嶽の儀式に使われます。
ここから聖域なので、写真はご挨拶とお断りしてからとってね、とスタッフに方が教えて下さいました。
三角岩(サングーイ)
三角岩の三角形は自然に作られた形です。
三庫理の奥に祭壇があり久高島を望むことが出来ます。
久高島が見えるようになったのは、戦後岩が崩れ落ちてからだそうです。それまでは、香炉のあるチョウノハナの方を向いて拝んでいたそうです。
御嶽の最も奥にあるのが三庫理。
右側のチョウノハナには香炉が置かれています。
チョウノハナは個人宅で例えるとお仏壇にあたるそうです。
コロナ禍で立入禁止になっていましが、2023年3月から聖域保護のため正式に立入禁止となりました。
緑の館でもお願いしていましたが、祭壇の香炉の上に登ってヒビが入ったしまう等、祭壇が荒らされて困っていたらしいです。
聖なる場所なので、みんなで守って行きたいですね。
鍾乳石の岩の所も2022年に崖崩れがあったため、立入禁止となりました。
帰路方面を御門口へ戻ります。
斎場御嶽へのアクセス
県道86号経由で40 分 (26.8 km)
急遽行く事決めて、御礼に行くことができてとても良かったです。
自然の中の聖域は生きているので、大切にしないといけないことを学ことができました。